新型iPhone

もうすぐ発売される予定のiPhoneの新機種。

今か今かと待ち望んでいた人もいるかと思います。

先日、アメリカのカリフォルニア州で行われた発表会で正式に新機種が発表されました。

発売されたiPhoneは今まで以上に高額なものとなり、アップルは「高級路線」を打ち出しました。

こんなに高くて本当に売れるのでしょうか?

新型iPhoneXS、iPhoneXS Maxは本当に売れるのか?

新しく発売される予定のiPhone。

スペックはこちら。

iPhone XS MAX 内容
ディスプレイ 6.5インチOLED(2688 x 1242pixl)
CPU A12 Bionicチップ
RAM 4GB
ストレージ 64GB、256GB、512GB
OS iOS12
カメラ カメラ:デュアルカメラ(背面)、Face ID対応(前面)
サイズ 157.53 x 77.4 x 7.7 mm
重さ 208g
ブラック、シルバー、ゴールド
その他 3D Touch、Apple Pay、ワイヤレス充電、デュアルSIM
iPhone XS 内容
ディスプレイ 5.8インチOLED(2436 x 1125pixl)
CPU A12 Bionicチップ
RAM 4GB
ストレージ 64GB、256GB、512GB
OS iOS12
カメラ デュアルカメラ(背面)、Face ID対応(前面)
サイズ 143.6 x 70.9 x 7.7 mm
重さ 177g
ブラック、シルバー、ゴールド
その他 3D Touch、Apple Pay、ワイヤレス充電、デュアルSIM

そしてこちらが、その販売価格と特徴です。

新機種 価格 特徴
iPhoneXS Max 124800円~ 有機EL、6.5インチ(iPhone史上最大)
iPhoneXS 112800円~ 有機EL、約5.8インチ
iPhoneXR 84800円~ 液晶、約6.1インチ、カメラレンズ1つ

今回のiPhoneの特徴としては、画面を大きくしながらも片手でも持ちやすくしたこと、またカメラ性能を向上させて編集機能を強化したことです。

最高価格のiPhoneXS Maxは、今までのiPhoneの中でもっとも大きな画面となっています。

iPhoneXSは、iPhoneXS Maxの画面を小さくしたタイプ、そしてiPhoneXRは、廉価版の位置づけです。

価格に関しては全体として従来より高くなっており、高級路線となっています。

現在、アップルは韓国や中国のメーカーと過激なシェア争いをしていますが、あえて低価格路線で勝負をせずに、ブランドイメージを前面に出して品質やデザインなどで勝負を挑んでいます。

一方、旧機種については値下げを実施します。価格はこちら。

従来機種 価格 特徴
iPhone8 67800円~ 値下げ
iPhone7 50800円~ 値下げ

値下げをしたのは、より多くの人にiPhoneを利用してもらうためのです。

つまり、低価格路線に新機種は投入せずにシェアを拡大しようという戦略です。

今回の戦略がうまくいくかどうかは、iPhoneXS MaxやiPhoneXSがどれぐらい売れるかにかかってきています。

この2つの売れ行きが落ちてしまうと、アップルは厳しくなってしまうでしょう。

個人的には、それほど売れないと見ています。

理由は、XS MAXやXSはマイナーチェンジなのでそれほど魅力的な機能や特徴がないからです。

画質は従来のXでも十分に高画質で、今回の新製品は旧機種との差はありません。

むしろ、ユーザーの期待は、次のメジャーバージョンアップじゃないでしょうか。

新型iPhoneの大手携帯3社の販売価格は?

大手携帯3社

上記に示した価格はアップルが販売するiPhoneの価格です。

しかし、大手携帯3社(ドコモ、au、ソフトバンク)の販売価格はこれらと比べると安くなります。

   2年間分割払い 4年間分割払い
   他社から乗り換え 新規契約 機種変更    
ドコモ 69984円 なし
au 54000円 63600円 64320円
ソフトバンク 54000円 63600円 68400円

このように実質の負担額はほぼ半分となります。

このため、どうしてもiPhoneXSを欲しい人の中には2年分割払いまたは4年分割払を選択する人が増えると思われます。

ただ、4年縛りに関しては、利用者の乗り換えを阻むとして問題視されているために、大手キャリアも積極的に4年分割払いをすすめて来ない可能性があります。

アップルのiPhoneに関する懸念材料

アップルが投入した新iPhone。

この売れ行きを左右するポイントの1つが、中国との貿易摩擦です。

iPhoneが売れているのは日本だけではなく、中国でも同じです。

実際、中国はアップルの売り上げの約18%を占めています(2018.4~6月期)。

もし、iPhoneが関税上乗せの対象となると、iPhoneの中国での販売価格が値上がりし、売り上げの減少につながる恐れがあります。

先日、アップルはアメリカの通商代表部に中国製品への関税上乗せに対し懸念を表明しました。

ですが、トランプ政権の強硬姿勢を止めることはかなり難しそうです。

まとめ

さて、いよいよ新iPhoneが発売されます。

発売日は機種によって異なりますが、iPhone XS MAXとiPhone XSは9/21で、iPHone XRは、10/26の予定です。

予約についてはすでにアップルのサイトで可能となっています。

売れるかどうかは、価格、売り方、品質などにより変わってきますので、どうなるかわかりませんが、個人的には厳しいように思います。

逆に、安くなるiPhoneの旧機種の方が売れるかもしれません。

実際にどうなるか注視したいと思います(*^o^*)。

参考:読売新聞