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simロック解除とは、自社のスマホを他社の携帯会社では使えないようにしているsimロックを解除して、他社の携帯会社でも使えるようにすることです。
今までsimロック解除が可能な対象は新品のスマホのみでした。
しかし、来年の9月からは、中古のスマホに対してもsimロック解除が義務付けられるようになります。
2019年9月、中古スマホのsimロック解除が義務化
総務省は、契約した携帯電話会社以外ではスマートフォンなどの端末を使えなくするsimロックを来年9月から中古スマホに対しても義務付けすると発表しました。
今回の改正は、従来、新品のスマホなどにしか適用されてなかった義務化を中古のスマホなどにも広げることで、大手キャリア同士の競争を促して格安simをより使いやすくすることが目的です。
実際にどれだけの効果があるかはわかりませんが利用者の自由度が上がるわけですから歓迎すべき改正だと思います。
ガイドラインの内容はこちら。
・中古の端末に対してsimロック解除を可能にする
・下取り端末の国内流通の制限を禁止
・代理店への端末の販売価格、値引き額の指定を禁止
これらのガイドラインに従わないと業務改善命令が出される可能性があります。
今回の改正により中古のスマホなどの端末に対してもsimロック解除が進むために、より安い費用で格安simを利用することができるようになります。
すると、大手キャリアも今の通信料金を引き下げるように動く可能性があります。
総務省としては、日本の通信料金を今より引き下げたいという狙いがあるのです。
simロック解除された端末だけを売ればいい
私個人としては、今後、
「simロック解除された端末だけを売ればいい」
と思います。
利用者の囲い込みのためにsimロックをするのは、利用者の利便性を損ないます。
すると、利用者からの満足度が下がりますので結局、利用者が離れていく原因となるでしょう。
逆に、simロック解除された端末のみを販売すれば、利用者も喜ぶのでかえって、利用者離れを防げるはずです。
「利用者のことを考えた経営」
これができている会社の方が将来、伸びていくのは間違いありません。
simロック解除することのデメリットはあるのか?
simロック解除することで、キャリアの枠を超えて端末を利用することができます。
ただ、simロック解除をしてしまうことで利用者にとって何かデメリットはないのでしょうか?
利用者にとっては基本的にデメリットはないです。
ただし、将来、simロックという仕組みがなくなるとキャリアはユーザーの囲い込みができなくなります。
このことで、今まで行われてきた端末の大幅割引きがなくなる可能性があります。
なぜなら、simロック解除の仕込みがあったために通信料金を一定期間払ってもらい利益を確保していたのが、確保できなくなるかもしれないからです。
こうなると、キャリアは利益確保のために端末の割引きをやめるかもしれないのです。
ただ、これは必ずしもデメリットとは限りません。端末代が高くなったとしても、余計に通信料金を払うことがなくなるためトータルで換算すると、それほど負担は増えないと考えられるからです。
なので、simロックの解除ができるならsimロックの解除をした方がいいってことです。
また、できるなら自分でsimロック解除をした方がいいです。無料でできますw。
店頭などでやってもらうと有料になってしまいますから。
まとめ
2019年9月から中古スマホのsimロック解除が義務化されます。
これによりより多くの人が低価格でスマホなどの端末を手に入れられるため、で格安simを低コストで利用できます。
今の時代、多くの中古スマホ、タブレットなどが出回っています。
だから、これらを有効活用すればお金があまりなくてもモバイル環境を手に入れることができます。
ただ、実際のsimロック解除の義務化は来年9月なので、ちょっと遅いですね。
できるなら今年中に初めて欲しいものですが…。
総務省の今回の対応は歓迎すべきものですが、迅速さはいまいちです(*^o^*)。