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大手キャリアから格安simに乗り換える場合、今使っているスマホをそのまま使いたいという場合もあるかと思います。
この時、auのVoLTE対応のスマホを使っている時は、ちょっと注意をしないといけません。
何も考えずに格安sim会社と契約したら、電波さえもつかむことができないという事態になってしまうこともあるからです。
au VoLTE対応端末を格安simで使うための処方箋
まず、VoLTE(ボルテ)とは何でしょうか?
ウィキペディアによれば、
「Voice over LTE。携帯電話に利用されるデータ通信技術、及び通信技術規格の名称。LTE回線で従来の3G回線よりも高音質な通話が可能になり、音声通話とデータ通信を同時利用が可能」
となっています。
つまり、VoLTE対応だと、音がよかったり、ネットと音声通話が同時にできるなどのメリットがあるということです。
au VoLTEとは、au用のVoLTEでドコモやソフトバンクにもVoLTEがあります。
VoLTEを可能にするには、
・VoLTE対応の機種を利用する(通話の場合はお互いがVoLTE対応の必用あり)
・VoLTE対応のエリアで利用する(4G LTE)
の条件が必要です。
さらにVoLTEより高い音まで聞こえてクリアな音質が可能なVoLTE(HD+)もあります。
ドコモ回線やソフトバンク回線の格安simに乗り換える場合、VoLTE対応simなどという言い方はしません。
なぜなら、VoLTE対応でもVoLTE非対応でもsimは全く同じだからです。
しかし、au VoLTE対応端末を使っていて、au回線の格安simに乗り換える場合、au VoLTE対応simとau VoLTE非対応simのように分けています。
なぜかというと、VoLTE対応機種とVoLTE非対応機種で、simを区別しているからです。
例えば、
auの端末でVoLTE非対応のスマホを使っている場合には、au回線の格安sim(au VoLTE非対応sim)をそのまま利用することが可能です(気にするのはsimのサイズだけ)。
しかし、auの端末でVoLTE対応のスマホを使っている場合には、au回線の格安sim(au VoLTE対応sim)にしただけでは、利用できません。
スマホのsimロックを解除する必用があります。
ですので、auのスマホを使っていてそのスマホを格安simで使いたい場合には、以下の手順を踏まないといけません。
1、今使っているスマホがVoLTE対応かVoLTE非対応かをチェック(格安simのサイトでチェック可能)
2、VoLTE対応スマホならsimロック解除をする(解除できないと音声通話が不可能になる)
3、VoLTE対応スマホならau VoLTE対応simを購入し、VoLTE非対応スマホならau VoLTE非対応simを購入する
au VoLTE対応SIMが、simロック解除したスマホしか使えない理由
au VoLTE対応SIMを使うためには、simロック解除したauスマホが必用です。
この理由は、auがそういう風にしているためです。
auがこのようにしている理由として、
「本来、SIMロックを解除しなければ他社のSIMを挿しても使えない端末が、同じネットワークを使うMVNOに限っては解除しなくても使えるという状況が不公平」
と語っています。
しかし、ドコモのスマホの場合だと、simロック解除しなくてもドコモ回線の格安simを使えます。
ですので、大手キャリアのスマホを使っていて、そのスマホで格安simを利用する場合には、ドコモのほうが楽ちんです。
スマホを新規購入して格安simを利用するなら、ドコモ回線対応のスマホがおすすめ
これから大手キャリアのスマホを新しくを買って格安simを利用するつもりなら、ドコモのスマホの方がいいです。
その理由は先に書いた理由の他にもう一つあります。
それは、auのスマホを格安simで使う場合には、デザリングができないためです。
このデザリングができないのもやはりauがそのようにしているためです。
auのスマホをsimロック解除すると格安simで利用できるのですが、今度はそのためにデザリングができなくなるんです。
スマホでデザリングを利用してインターネットに接続しているのなら、auのスマホを使わないほうがいいということです。
まとめ
auから格安simに乗り換えるのはドコモから格安simに乗り換えるよりも面倒だったり、不便さがつきまといます。
私もauを使っていたのですが、乗り換える時にはスマホを新たに購入しました。
まあ、上記のような理由でスマホを買い換えたわけではなく、単にスマホが壊れてしまっただけですけどねw。