mvno

MVNOについては、他の記事でも少し説明をしました。

「Mobile Virtual Network Operator」

日本語にすると、「仮想移動体通信事業者」のことです。

MVNOは、ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアから回線を借りて、通信料金が安い、いわゆる格安SIMや格安スマホを提供している会社のことです。

今回は、MVNOについてお話しします。

MVNOの種類について

ICT総研による調査(2017/6/2)によると、MVNOの数は668社です。

そしてこれらのMVNOの種類は、どの大手キャリアの回線を借りて運用しているかにより3種類に分かれます。

1、ドコモ回線系MVNO
2、au回線系MVNO
3、ソフトバンク回線系MVNO

この3種類の中でもっとも数が多いのは、ドコモ回線系MVNOです。

ですので、ドコモの端末を持っている人は、格安simへの移行がやりやすいと言えます(simロック解除などが不要)。

ドコモ回線のMVNOの数が多い理由は、主に

・ドコモ回線を借りる料金が他よりも安い

ためです。

大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)がMVNOに貸している回線のパケット接続料金の推移はこちら。

大手3社のパケット接続料

2016年においては、

ドコモ回線接続料:67万4818円
au回線接続料:85万8335円
ソフトバンク回線接続料:94万8803円

です。

ドコモ回線の接続料が、auやソフトバンク回線の接続料よりもかなり安くなっています。

MVNOとしては、できるだけ安い費用で回線を借りた方が利益を得やすくなりますから、必然的にドコモ回線が人気になるんです。

また、ドコモ回線の接続は、au回線やソフトバンク回線に比べて借りる時の制約が少ないこともドコモが選ばれるの要因の1つです。

*auは通信方式や音声通話方式で他社と互換性が低い、ソフトバンクはsimの仕様が他社に比べ特殊であることが制約としてあります。

ただし、ドコモ回線系のMVNOが増えることでその中での価格競争が激しくなります。

ですので、ドコモ回線系のMVNOがビジネス的に他の2回線よりも得だとは限りません。

また、利用ユーザーにとってもドコモ系の回線数が増え、混雑して通信速度が遅くなれば、ドコモ系の回線がよいとは一概に言えません。

だから、ドコモ回線系MVNOよりもau回線系MVNOやソフトバンク回線系MVNOのほうが通信速度が速くて安定しているので、回線速度や安定性を重視するユーザーはauやソフトバンクの回線系MVNOの方を選ぶほうがよいかもしれません。

いずれにしろ、大手キャリアの回線接続料は年々下がってきているので、MVNOにとっては追い風です。

ユーザーとしては、たとえどの回線系の格安simを選んでもメリットがあります^^。

MVNOの人気ランキング

ICT総研の調査によると、MVNOの利用者は今年末には1725万件になると言われています。

これは、移動体通信全体の回線数の10%近くになります。

大手3キャリアに比べたらかなり少ないのですが、今後も拡大することは確実です。

MVNOの人気ランキングはこちら(シェア率)。


1位:楽天モバイル     20.9%
2位:OCNモバイルONE 13.1%
3位:mineo         12.8%
4位:IIJmio        11.2%
5位:UQモバイル     7.6%

このランキングは、実際に利用してる人からのアンケートをベースにしています。ですので、誤差はあります。

楽天モバイルのシェアの高さが目立ちます。

おそらく楽天モバイルがこれだけ人気がある理由は

・利用料金が楽天スーパーポイントになる
・楽天は知名度があるので安心

この2点です。

楽天モバイルは楽天が運営しているのでその利点を最大限に生かしているんです。

私も楽天ユーザーなので、楽天スーパーポイントがつく楽天モバイルはとても魅力を感じますね^^。

あと、楽天は知名度があって安心できるという利点があります。MVNOの数はたくさんありますが、私も含め一般人の多くはMVNOの会社のことをよく知りません。

だから、知っている名前の会社が運営していると安心できるんです。

楽天モバイルが人気の理由はこれらの他にはないと思います。

というのは、これだけMVNO間の競争が激しくなると、どこの会社も似たようなサービスになっているので差がないんです。

結果的に、今のMVNOの価格やサービスの競争はDOS/Vパソコンの競争と状況が似ています。

MVNOは今後どうなっていくか?

今はまだ、大手キャリア3社が独占状態です(全体で90%のシェア)。しばらくはこの傾向は変わらないでしょうね。

しかし、MVNOのシェアも少しづつ拡大していきます。シェア20%ぐらいまではいくのではないでしょうか。

今後は、MVNOの数がたくさんあるので統廃合が増えていくでしょうね。

大手キャリアがMVNOを買収したり、MVNOがMVNOと合併したり…。

あと、総務省がどこまでMVNOの旗振りをやるのか、ここが注目です。

今は、総務省がMVNOを全面的に応援しています。ただ、MVNOを大手キャリアの存在を脅かすまでには、しないでしょう。

なぜなら、通信の安定性が担保できなくなる可能性があるからです。

いずれにしても利用者にとっての理想は

・速度が速く、利用料金が安くて、安定している通信回線

を利用できることです。

これが達成できるなら、大満足でしょう。

なんか牛丼に似てますね~^^。

牛丼

まとめ

MVNOの役割は、インターネットのブロバイダーに対応してます。

ブロバイダーも回線そのものを持ってないけど、回線を大手のキャリアから借りてインターネットサービスを販売しているからです。

本当はMVNOがなくても大手キャリアが利用料金を安くしてくれたらそれでいいんですが、大手キャリアは大企業なのでそれがなかなかできません。

ですので、総務省はMVNOというベンチャーを作らせて、それをやらせているって感じでしょうか(*^o^*)。

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