スマホと景色

「格安simってネット代が安くなるって聞いたけど本当かな?」

スマホ代ってかなりかかりますよね。

だから、スマホ代が安くなる格安simに関心が向くのは無理もありません。

でも、格安simは安いからという理由だけで選んでしまうとあとで後悔することもあります。

まずは、格安simのメリットとデメリット、こちらをしっかり理解しておくことが大事です^^。

なぜ、格安スマホに興味を持つ人が増えてるの?

携帯電話通信料と世帯消費に占める割合の推移

こちらを見るとわかりますが、世帯消費に占める携帯電話通信料は年々増えています。

スマホの普及がそれを後押ししていて、通信費用が家族で3万円を超えることも珍しくありません。

まさに通信料金がうなぎ登りの状態です。

このため

「スマホの利用料を1円でも安くしたい」

と考える人が増えているんです。

ガラケーの時はもっと通信料金が安かったのに、スマホにしたらすごく高くなった。

残念ながら、これが今の日本の多くの家庭の現状です。

格安simのメリットとデメリット

「格安simは大手キャリアに比べて安い」

これが最大のメリットです。

ですが、メリットだけでなく当然デメリットもあります。

本当に格安simにしたほうがいいかを判断するためには、メリットとデメリットをしっかり把握しておくことが必要です。

格安simのメリット

・月額利用料が安くなる
・契約の縛りが1年程度(大手キャリアは2年)
・格安sim会社がたくさんあるので選択肢が広い(大手キャリアは3社のみ)
・新規スマホに買い換えなくてもよい

格安simのデメリット

・通信速度が大手キャリアより遅い
・サポートが電話とメール(大手キャリアは店頭サポートあり)
・初期設定は自分でやらないといけない(大手キャリアはやってもらえる)
・大手のキャリアメールは利用できない(メールを使う場合、自分で用意する必要がある)
・大手のキャリアの独自サービスを利用できない
・テザリングが使えない場合がある
・支払いはクレジットカードのみがほとんど

格安simの1番のメリット、それは、月額利用料が圧倒的に安いことです。

例えば、スマホの利用料金が月額8000円ぐらいかかっていたとしても3000円以下になります。だいたい、利用している料金が1/3~1/2になるという感じです。

このぐらい安くなると、絶対に格安simにしたいと思ってしまいますよね^^。

格安simの1番のデメリット、それは、通信速度が大手キャリアに比べると遅いことです。

通信速度比較

を見るとわかりますが、格安simの通信速度は、大手キャリアのauの通信速度の半分以下、ソフトバンクの通信速度の70%以下、ドコモの通信速度の90%以下です。

これは、あくまで一例に過ぎませんが格安simの速度は大手キャリアに比べると遅いのは確かです。

でも、格安simの速度が遅いからダメってことじゃありません。

通信速度が大手キャリアより遅くても、インターネットを利用していて不満を感じなければ、問題はありません。

例えば、ユーチューブのHDの動画をスマホで見る場合、必要な通信速度は、4Mbpsぐらいです。

このぐらいの速度であれば、たいていの格安simの会社の速度よりも低いので問題はありません。

ただし、格安sim会社の通信速度は変動幅があります。

利用者が多くなってくると、通信速度が遅くなるので、ユーチューブのHDの動画だとカクカクとした動きになってしまうこともあります。

ですが、このような時は画質をHDからSDにすれば、スムーズに見ることができます。

格安simのデメリットへの対応方法

「格安simはデメリットがあるので、格安simにするのはあきらめる」

こう考える人もいるかもしれません。

でも、それはもったいないです。せっかく格安simにしたら通信コストが下がるのに…。

実は格安simのデメリットを回避する方法があります。

これからその方法を説明します。

通信速度が大手キャリアより遅いことへの対応

通信速度が大手キャリアより遅いことは、それほどデメリットではありません。

なぜなら、大手キャリアみたいに早くなくても利用上の問題はほとんどないからです。

利用上の問題があるのは、混雑している時だけです。

例えば、サラリーマンなら昼休み。一斉に多くの人がスマホでインターネットをやり出すと、途端に速度が遅くなってしまうことがあります。

ただ、動画を見るなどの回線速度が必要なもの以外、例えばゲーム、ライン、フェイスブック、ウェブ検索、このようなものを利用するなら、さほど支障はありません。

もし、通信速度が遅くて使えないという時には時間をずらしてネットにアクセスすれば大丈夫です。

また、いつも通信速度が遅い場合は、今契約している格安sim会社を別の格安sim会社に乗り換えてしまうという方法もあります。

サポートが電話とメールだけへの対応

格安sim会社のサポートが電話とメールだけなのは、コストを削減するためです。

だから仕方がありません。

サポートが必要な場合、電話とメールでほとんどの場合は大丈夫です。

どうしてもわからない時は、スマホに詳しい人に聞くといいです。そうすればたいていは解決できます。

初期設定は自分でやらないといけないへの対応

スマホに詳しくないと、初期設定はサポートの人にやってもらいたいって、思いますよね。

わからないわけではありませんが、自分のスマホのことは自分でできるようになりましょう^^。

スマホの中身って個人情報のかたまりです。ですので、他人に見せたり触らせるのは極力控えるべきです。

ですので、初期設定をどうすればいいかは、自分で勉強して自分でできるようになるようにしましょう。

大手のキャリアメールは利用できないことへの対応

大手のキャリアメールとは、~@docomo.ne.jp、~@ezweb.ne.jp、~@softbank.ne.jpのようなメールのことです。

格安simにするとこれらのメールは使えなくなります。

大手のキャリアメールが使えないとどうしてもダメ。このような場合は、大手キャリアから格安simにすることはできません。

ただ、大手のキャリアメールは思い切って換えてしまった方がいいです。

最初は大変ですけど、一度やってしまうとあとが楽になります。

<メールの切換えの手順>

1、大手キャリアでのメールをバックアップ(必要な場合だけ)
2、新たに格安sim用のメールを用意(おすすめはgmail)
3、格安simに切り換える前に、メールアドレスが変更になることを連絡
4、格安simに切り換えたら、バックアップしたメールを読み込む

以上です。

サラッと簡単に書きましたが、バックアップしてそれを復活させるのは少し面倒かもしれません。

なので、バックアップだけ取っておいて、復活はさせないほうがいいと思います。

たぶん、古いメールを読み直すことはほとんどないからです。

大手のキャリアの独自サービスを利用できないことへの対応

どうしても、大手のキャリアの独自サービスを利用したいなら、大手キャリアから格安simにすることはできません。

ただ、大手のキャリアの独自サービスで、どうしてもやめられないぐらい魅力的なものはほとんどないと思いますw。

ですので、キッパリと大手のキャリアの独自サービスはあきらめましょう^^。

テザリングが使えない場合があることへの対応

テザリングが使えないのは、

・ドコモのスマホでドコモ回線の格安simを使う場合
・auのiPhoneで、au回線の格安simを使う場合(auのアンドロイドはデザリング可)

です

もし、どうしてもデザリングを利用したいなら、

・ドコモのスマホで、au回線の格安simを使う

です。

auのiPhoneの場合はauのほうでデザリングを不可にしているようです。

たぶん、auから格安simに乗り換えた人への報復じゃないでしょうかw。

ただし、OSによってはデザリングが可能という情報もあります。ですので、試してみないとわかりません。

確実にデザリングを可能にしたいなら、simフリーのスマホを新たに購入すれば大丈夫です。

スマホの端末は安いものだと1万円もしないのでデザリングがどうしても必要ならば、デザリング専用として用意してもいいでしょうね。

まとめ

長々といろいろ書いてきましたが、結論を言えば

「格安simにデメリットはあるが、それ以上に格安simのメリットは大きい」

ということです。

私からするといまだに大手のキャリアを利用して高い通信費を負担しているのは、もったいないなって思います。

もし、通信費用が安くなったらそれを将来のために貯金したり、家族団らんに使うなど生活を今よりも豊かにすることができるはずですからね。

今はまだ格安simの利用者は全体の7%ぐらいですが、格安simの認知度が上がってくれば利用者数は増えていくと思います。

やっぱり、通信費用は安い方がいいですからね(*^o^*)。