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格安simを購入する時に、
「simフリーのスマホなら、利用できます」
とか
「simフリーにするためにsimロック解除しないとダメです」
とか、よくわからない単語がいっぱい出てくるな~。
このように思ったことはないでしょうか?
格安simが出てきた時にそれに付随しいろいろな言葉が出てきました。
今回は、simフリーについて説明をしますね^^。
simフリーと格安simの違いとは?
simについては、「格安simとは、いったい何なのか?」で説明をしました。
simは、スマホや携帯電話などの中に入っている小さなカードのことで、この中に契約者情報が入っています。
「simフリーは、フリーなsimだから、無料のsimのこと?」
もしかしたらこう思うかもしれませんが、違いますw。
simフリーとは、simロックがかかってないsimのことです。
ですので、simフリーと格安simは、全く違います。
simフリーをより詳しく理解するために、まずsimロックについてお話しします。
一般的に、大手のキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から販売されているスマホや携帯電話などは、simフリーではなくsimロックがかかっています。
simロックとは、他社のキャリアでは使えなくするための仕組みです。つまり、自分の会社の契約者を自分の会社に留めておくための仕組みです。
例えば、
simロックがかかってるドコモのiPhoneを持っているとしますよね。そして、ドコモからソフトバンクに契約を変えるとします。
しかし、simロックがかかっていると、持っているiPhoneは、ソフトバンクで使えません。
ソフトバンクでiPhoneを使いたいなら、新たにiPhoneを買わないといけないんです。
ユーザーからすれば、新たにiPhoneを買うのはもったいなと思うから、ドコモからソフトバンクに換えることをしなくなります。
つまり、
契約者を増やせば増やすほど利益は増える
ということです。
だから、大手キャリアはできるだけ多くの契約者を囲い込みたいために、スマホや携帯などの値段をゼロ円にしたり、高額なキャッシュバックをするなど、一般的なビジネスではあり得ないような売り方をするようになります。
結局、simロックがあることで、いつまで経ってもスマホにかかる費用が安くならなくなります。
一方、simフリーはsimロックが解除されています。
simロックが解除されているドコモのiPhoneは、auやソフトバンク、それに格安sim会社いずれでも使うことができます(アンドロイドのスマホでも同じです)。
すると、通信会社は契約者を増やすために、通信費用を安くしたり新たなサービス追加するなどして激しく競争をします。
結果的に、通信費用はどんどん安くなるため、ユーザーがスマホにかける費用も安くなります。
海外はsimフリーが当たり前?
2015年の5月以後、総務省は、simロックの解除を義務化させました。
そのため、日本の大手キャリアから販売されている端末(スマホ、タブレット、携帯など)はsimロック解除することが可能です。
海外でのsimロックの状況ですが、日本のようにsimロックをしている国は結構あります。
例えば、アメリカ、フランス、デンマーク、イタリアなどはsimロックをかけています。
この理由は、simロックをすることで大手キャリアの利益をある程度保証するためです。
大手キャリアは通信回線を安定供給するために多額の投資をしています。この投資を回収するためには、多額のお金が必要なんです。
通信回線は、今や多くの国民にとって必要なものです。なくなったら困ります。ある意味、公共の利益に属するものです。
だから、大手キャリアの経営を安定させるために、simロックをかけるのを許容しているです。
しかし、スマホやタブレットを利用することが当たり前となり、通信会社も大きくなりました。
すると、simロックすることがかえって大手キャリアの独占を加速させて、契約者の不利益となることが増えました。
ですので、海外でも一定の期間したら、simロックを外すことが可能になっています。
海外で最初からsimフリーなのは、香港や韓国などです。
ですので、これらの国で売っているiPhoneやアンドロイドはsimフリーです。
simフリーの端末はどこで買えばいいのか?
今、新品、中古も含めsimフリーの端末は、あらゆるところで売られています。
・通販会社(アマゾン、楽天、ヤフー)
・オークションサイト(ヤフー、楽天など)
・家電量販店
・etc
もし、できるだけ安く買いたいのであれば、中古品がおすすめです。
きれいなものは、価格は高めですがそれでも新品を買うよりは安く買えます。
私のおすすめは、アマゾンです。
アマゾンでタイムセールや特価でスマホやタブレットを売っている時があるので、そういう時に買うとかなり安い価格で買えます。
まとめ
今は、スマホやタブレットなどの端末を大手キャリアだけでなく、いろいろなルートで手に入れることができるようになりました。
また、simカードもたくさんの会社から販売されているので選択肢が広がりました。
これは、ユーザーにとってはありがたいことです。
しかし、選択肢が広がったことで選ぶことが難しくなりました。
スマホやタブレットに詳しい人ならともかく、よくわからない人にとっては受難の時代かもしれません。
ですが、楽しく学びながら知識を蓄えることで、自分にあったものがきっと見つかるはずです(*^o^*)。