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ソフトバンクなど大手キャリアのサービスは至れり尽くせりです。
サポートに電話をすると丁寧に教えてくれます。
ただ、利用料金が高いんですよね。
MMD研究所が行った2017年のアンケート調査では、大手3キャリアユーザーの月額利用料金の平均額は7876円だったそうです。
かなり高いですよね。
この金額を毎月払うのは、かなり厳しい人もいると思います。
このような人なら、格安simへの乗り換えを検討してもいいでしょう。
でも、格安simに換えた場合にメリットだけでなくデメリットもあるので、格安simへの乗り換え時には注意が必要です。
今回は、ソフトバンクから格安SiMに変えた時のメリット、デメリットをお伝えします。
ソフトバンクから格安simに乗り換えた場合のメリット&デメリットとは?
ソフトバンクから格安simに乗り換えるとメリットがあります。でも、メリットだけではなく、デメリットもあります。
格安simに乗り換えた場合のメリット
・通信料金が安くなる
・乗り換えのキャンペーンが利用できる(キャッシュバックなど)
・契約期間の縛りがない、または短い
格安simに乗り換えた場合のデメリット
・通信速度はソフトバンクよりも遅い
・ソフトバンクのメールは使えない(softbank.ne.jpやi.softbank.jpなど)
・電話の無制限かけ放題はソフトバンクの方がよい
・スマホの新規購入が必要な場合がある(使用中のスマホを使える場合が多い)
・おサイフケータイやワンセグを使える機種はほとんどない
・キャリア決済ができなくなる(アイドルの公式サイトに入れないなど)
ソフトバンクから格安simに乗り換えた方がいいのか?
ソフトバンクから格安simに乗り換えた方がいいのか、それとも乗り換えずにそのままソフトバンクを使い続けたほうがいいのか。
これは、個人それぞれの生活スタイルや価値感によります。
基本的には、データ利用料が3GBぐらいで、主にメールやSNSやウェブ閲覧にスマホを利用している人は、乗り換えた方が通信料金が安くなるのでお得です。
一方で、ソフトバンクのメールを使えなくなると困ったり、おサイフケータイやワンセグを見れないのが嫌だったり、キャリア決済が必要なサービスを使えないと不便な場合は、格安simへの乗り換えは、考え直したほうがいいでしょう。
どちらがいいかわからない場合は、取りあえず格安simのデータプランを契約してみて、しばらく使ってみるといいと思います。
使ってみて、問題なければ本格的にMNPで音声プランに乗り換えればいいし、問題があれば、格安simのデータプランをやめればいいだけですから^^。
格安simへ乗り換えた人は、実際どのぐらい満足しているのか?
「格安simは通信費用が安いから乗り換えたけど、全然ダメだったよ~」
もし、こんな目にあったら大手キャリアに戻りたくなると思います。
では、実際に格安simへ乗り換えた人は満足しているのでしょうか?
「2017年9月におけるMMD研究所の格安sim利用動向調査」がこちら(クリックで拡大)。
このグラフから、「とても満足」と「やや満足」を合わせると、格安simの満足度は75.3%となっています。
そして、「やや不満」と「不満」を合わせると、格安simの不満足度は23.8%です。
格安simに切り換えた人の4人に一人は満足しており、満足度がかなり高いことがわかります。
一方、MMD研究所の2017年9月「大手3キャリアスマートフォンユーザーのデータ容量別利用実態調査」がこちら(クリックで拡大)。
このグラフを見ると「とても満足」と「やや満足」を合わせると、大手キャリアの満足度は60.2%となっています。
そして、「やや不満」と「不満」を合わせると、格安simの不満足度は34.9%です。
この2つの調査結果を単純に比較することはできませんが、格安simが大手キャリアに比べて、満足度の点で劣っているという結果にはなっていません。
たぶん、格安simは通信速度の遅さやサポート力の弱さがありますが、通信費用の面では圧倒的なアドバンテージがあるので利用者の満足度が高いのだと思います。
逆に言えば、大手キャリアの品質やサポートは、一部の人にとっては過剰であるということです。
満足度が高い格安simはどこか?
先ほど示した「2017年9月におけるMMD研究所の格安sim利用動向調査」では、格安sim会社の満足度についても調べられています。
その結果がこちら(クリックで拡大)。
<総合満足度>
1位:UQ mobile 81.3%
2位:mineo 80.6%
3位:IIJmio 80.0%
3位:LINEモバイル 80.0%
4位:DMM mobile 79.3%
1位はUQ mobileとなってます。
しかし、2位~4位の格安sim会社との差はわずかであり、それほど差がありません。
つまり、満足度上位の格安sim会社であればどこを利用しても、ある程度の満足度は得られるということです。
ただ、この表で注意しないといけない項目としては
・問い合わせ対応のよさ
・保障サービスの充実度
・付加サービスの充実度
です。
これらはいわばサポートに属する部分ですが、軒並み満足度が50%以下となっています。
つまり、格安simは大手キャリアと比べてサポートが不足気味なのがわかります。
ただし、あまりにもサポートを充実させるとコストがかかるので、サポートのさじ加減は難しいところです。
しかし、年配の人はスマホの詳しくない人はお金を払ってもサポートが欲しいという人もいるので、有料でサポートをするのも1つの施策としてはありかもしれませんね。
ソフトバンクの格安simへの対抗策
ソフトバンクは格安simのシェアの伸びを黙ってみてはいません。
サブブランドであるY!mobileにを利用することで、格安simに対抗するサービスを展開しています(クリックで拡大)。
現在、Y!mobileは豪華俳優陣を使ったCMを大々的に展開してます。
Y!mobileの強みは、大手キャリア並みの通信速度や安定性を維持しながら、大手キャリアよりも安い価格設定をしていることです。
特にデータ利用料が少なくて通話を主にするユーザーには、お得感があると思います。
また、日本人に人気の端末であるiPhoneも選べるために、格安simにはない魅力があります。
まとめ
ソフトバンクから格安simへの切り換えは、メリット、デメリットの両方があります。
両方をしっかり理解した上で、格安simに切り換えるかどうかを決めたらいいでしょう。
多くの人にとっては格安simに切り換えた方が満足度は高いと思いますが、逆に満足度が低くなることもありますからね。
ソフトバンクは、モバイル以外にも光回線、電気事業など多角化しています。
ですので、これらのサービスも同時に利用することで、コスト的なメリットがあります。
だから、場合によっては単純比較するのは難しくなります。
ソフトバンクは孫さんが仕切っているだけに抜け目はないですね~(*^o^*)。